結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気で、明治初期まで労咳(ろうがい)と呼ばれていました。結核菌は様々な臓器に細胞内寄生を行うため、広域にわたり組織が破壊されるのです。発症当初は風邪に良く似た症状のため、発見が遅れることが多く、37℃前後の微熱と咳が長期間続き、悪化すると血痰を伴うことがあり、そこでやっと気づく人も多いようです。結核は空気感染する病気で、結核患者の咳やくしゃみなどによって感染します。そのため、広域に広まる恐れのある病気とされており、世界では、総人口の約3分の1の人が結核に感染していると言われています。しかし、現在では薬を投与すれば治る病気とされているため、早期発見の場合はほとんどの人が完治しているようです。また、感染しても全ての人が発病するわけではなく、免疫機能が働いて結核菌の力を弱めることができるのです。しかし、免疫力の弱い人や赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすいため、BCG接種を受け結核を予防するのです。