虫垂炎(ちゅうすいえん)

虫垂炎とは、大腸の始まりの盲腸から細長く飛び出した腸の一部である虫垂に炎症が起きる病気です。「盲腸炎」と呼ばれることもありますが、正式名称ではありません。心窩部から右下腹部にかけての痛みと発熱、食思不振、嘔気などが主な症状で、細菌が増殖して感染が広がる病気なので、早期に治療が必要だと言えます。初期の段階で発見できれば、抗菌薬の投与により完治しますが、放っておくと虫垂が壊死を起こし破けて腹膜炎を併発する可能性が高くなり、複雑な手術が必要になることもあります。虫垂炎は、若年者から高齢者まで幅広く発症する病気で、稀に乳児にも発症することがあり、その場合、発見が遅れることが多く、腹部が膨満してから気づくのがほとんどと言われています。そのため重症となることが多いようです。また、太っている人や妊婦の場合、診断が困難と言われており、特に妊婦の場合は虫垂が本来の位置から移動してしまうことで虫垂炎独特の症状が現れないこともあるようです。